サイズ:
軸…134cm×31.5cm
本紙…67cm×24cm
大津絵の始まりは江戸初期と言われ、手書きの仏画が多く見られます。
後期になると「大津絵十種」(本品もその一種)と言われる図柄が人気を博し、大津の宿で土産物として数多く売られ、需要に応じるため合羽摺(版画の手法)で大量に製作されました。
本品もその時代の品で、地震を起こす大鯰を日本猿がひょうたんを使って押さえ込もうとしている滑稽画で、今でもよく見かけますが、状態の良し悪しで価格が大きく変わります。
本品は、シミがわずかに見られますが保存状態は良好で、軸装も古布を使って仕立て直され、この先長く観賞できる品になっています。
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