栄松さんは31才の時、夏の釧路空襲で妻と1歳に満たない娘を亡くしています。
生涯、この悲しみを胸に釧路湿原などの自然、魚や動植物、人物などの絵を「命」にこだわりながら描きました。
57才の時、釧路湿原で人魚姿の娘の幻に出会ったのを機に、美しく成長した姿を想像し、花の女神「フローラ」として度々絵に描き残しています。
画家:佐々木栄松
題名:「 湿原のフローラ 」
技法:油絵
状態:良好
サイズ:P10号(キャンバスサイズ530X410mm)
額縁:新品 (特注額)
額縁外寸:約695X575mm 箱あり
佐々木栄松画歴
(ささきえいしょう)
油絵画家
1913年(大正2年)北海道生まれ。
北国の原野で育ち、石版印刷会社(リトグラフ専門の印刷所)に勤める。
水彩、デザイン、石版画、グラフィックデザインなど多岐にわたりその才能を開花。
特に油絵を本命とし、道東の風土を作品テーマの根底に置きながら、一貫して心象作品を制作。
1963年から美術館の見学・取材、そして釣りなどの目的でソビエト連邦圏諸国、中近東、地中海諸国、西欧、北欧、北米、中南米、南米諸国を旅する。
その後、日本人ならではの油絵に着手し、世界的な評価を受ける。
2012年1月11日逝去、享年98歳。
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