年代物にしては使用感の少ない外観です。
今回の出品にあたって使用限界あるいは故障していたコンデンサー類や真空管の交換などのメンテナンスを実施しました。
全ての機能の動作確認も問題ございません。
動作確認時、ガリはありませんでした。
60年代の日本のエレキブームを牽引したメーカーGuyatoneによる真空管ギターアンプGA-620です。
1960年代に製造されていた機種で立ち位置的にはFenderのPrinceton Reverbを狙っていたようで基本的にはFenderに倣った回路ですが、30cm(約12インチ)のスピーカー、独自のスプリングリバーブユニット、鋭角的なトレモロはFenderのそれとは異なった個性を持っています。
Priceton Reverbと同じく、ボリュームを上げてゆくとドライブサウンドになりますが日本の一般的な家屋では大音量過ぎるくらいですのでボリュームを上げて使用したい場合は防音環境が必要かと思われます。
一方で歪まない程度の音量での使用であれば家での練習用にも良いでしょう。
非常に古い機種ですそれなりに内部の劣化も進んでいると考えられ現状渡しでのご案内となります。
古い国産機材がお好きな方やGuyatoneファンの方にお勧め!
状態・仕様等
●60年代製造の割に、やけに綺麗です。
●リアパネルにはコンセント出力があります。アンプを電源につないだ状態でここから他機器へ電力供給が可能です。ちゃんと稼働することをチェックしてありますが何しろ古い機器ですので使用には注意が必要かと思います。ヒューズの右隣のスイッチは治具で固定されており操作できませんが、この状態で出荷されていたものです。本機は輸出もされていたそうで、このスイッチは海外での電圧に切り替えるためのものだったとのこと。国内出荷向けには画像の通り治具で固定(日本国内の100Vに固定)されていたとのことです。
●スピーカーはGuyatoneオリジナルの30cm(12inch)。元になった機種Fender Princeton Reverbは10inchなのでここは大きな違いかも。スピーカーサイズの都合もあってか本機の筐体はPrinceton Reverbより若干大きくなっています。
●真空管は5本使用されています。
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