●振出とは…茶箱に仕組んで、金平糖や砂糖豆・霰・甘納豆など小粒の菓子を入れる小形の菓子器のことです。
中に入っている菓子を振り出して用いることからその名があります。
茶会の趣向で、惣菓子器代わりに用いるようなこともあります。また、寄付の汲出し盆に、香煎を入れて用意するのにも用いられます。
陶磁器が多く、青磁・祥瑞・染付・織部・唐津・備前など各種ありますが、とりわけ染付物が好まれています。
形は口細のラッキョウ形や瓢箪形などがあり、口の栓には菅の蓋が用いられます。
右手で振出を取り、左手に持たせ、菅蓋を取り懐紙の右上に置き、容器を両手で回しながら中の菓子を出します。
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サイズ:約直径7.4×高9.4cm
約蓋含む高12cm
作者:東太武朗作
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江戸硝子(伝統工芸士)
昭和22年 岐阜県福岡町に生まれる。
昭和63年 江戸切子に魅かれ、岩田工芸硝子退社後、江戸川区に太武朗工房設立
平成01年 ぎゃらりい小川にて夢柄子(ゆめがらす)展 麻布工芸美術館出品
平成02年 「伝統工芸トクラフト展」出品
平成04年 「手作りガラス展」名古屋
平成06年 「太武朗工房展」日本橋高島屋
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箱:化粧箱
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