【神籬 ・高千穂の光と大和の祈り ―】
山がまだ言葉を持っていた頃、天と地はひとつの声で響きあっていました。
その声が途絶えた後も、
大地の奥底には、かすかな残響が残りました。
ある日、天から一筋の光が降り、その響きと交わった時、透明な結晶が生まれました──それが高千穂水晶です。
天の光をそのまま地に留めたような石。
その隣に、もうひとつの記憶の石がありました・・・
深い地脈で長い歳月を過ごし、隕石の火と圧を抱いてなお沈黙してきた石。
それが、大和光石。
この二つが出逢うとき、
天の光と地の記憶はふたたび呼び合い、見えない円環を描きはじめます。
その形こそ──勾玉。
勾玉とは、命の鼓動。
はじまりとおわり、
天と地、
光と影、
祈りと沈黙がひとつにめぐる形。
紫檀の台座に据えられたその姿は、
まるで小さな祭壇、
神が降りるための座──神籬(ひもろぎ)そのもの。
あなたが手を合わせるとき、
水晶は天の声を降ろし、
光石は地の息を伝える。
そして二つの石の間に、
“あなたの祈り”が息づく。
それは、古代の巫女がいまも続けている儀式のように、
静かで、清らかで、力強い。
この小さな神籬は、
あなたの部屋の片隅に置かれても、ひとつの世界をつくります。
天と地の再会がそこにあり、あなた自身が、その中心に座す。
──光は、あなたの内に降りる。
そして、地の記憶がそれを受け止める。
その循環のなかで、
人は静かに、聖なるものとひとつになるのです。
この小さな祭壇は、行くべき人の場所へ・・・。
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