こちらは、オーストラリア南部クーバーペディの世界的に有名なオパール鉱山のブルドッグ頁岩層から採集された、非常に珍しいオパール化した化石骨です。本標本は長方形に近い形状と複数方向に接する関節面を持ち、前肢または後肢のフィン(パドル)にある指骨(ファランクス)と推定されます。プレシオサウルスのフィンの骨は人間の指のように一列に動くのではなく、隣接する骨とタイル状に組み合わさるため、端が角張っているのが特徴です。また、表面に見られる海綿質の骨構造は、当時は軟骨で覆われていた部分で、関節の跡をよく保存しています。表面には美しい天然オパール化が見られ、オレンジ・黄・緑・青・紫の遊色が角度によって輝きます。
このような骨格は白亜紀(約1億年前)の内陸海に生息していた海棲爬虫類に特有のもので、現地で発見された他のプレシオサウルスの化石とも一致します。
このように、化石と貴石であるオパールが一体となった標本は非常に希少で、地質学的・古生物学的価値の両方を持ちます。コレクターまたは投資目的にも適した一品です。
-オパール-
原産 : オーストラリア、クーバーピディ
カラット:172.5ct
サイズ : 58 x 25 x 22 mm
カテゴリー:
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